2021年 ハーレーダビッドソン Sportster S と インディアン FTR1200S を比較

バイク

はじめに

今回比較していくのはハーレーの「スポーツスターS」とインディアンの「FTR1200S」です!

バイク乗りのほぼ全員、いやバイク乗りではなくても1度は耳にしたことがあるであろうハーレーことHarley-Davidson(ハーレーダヴィッドソン)。

それに対して特に日本では最近まで馴染みの薄かったIndian(インディアン)。

どちらもアメリカのメーカーですが、実はインディアンの歴史は古く、1900年台初頭には日本の警視庁でも取締用のバイクに採用されていたモデルがこのインディアンのバイク。

自動車やライバルの台頭によって一度は姿を消したブランドですが、元々はハーレーよりも高級なブランドとして認知されており、2006年に別オーナーによって再建され、2010年からは限定的に日本への輸入も開始されました。

2019年のニューヨークで開催されたモーターサイクルショーに私も行きましたが、その際もアメリカ人からは大人気のブランドの一つでした。

さてさて、そんなハーレーとインディアンのハイスペックアメリカンスポーツクルーザー対決。

どちらも素敵でどちらがいいのか悩みますよねぇ…

本記事では、そんな悩めるバイカーの皆様(自分も含め)に、

海外のモトブロガー「MotoChatter」さんのレビューを参考にまとめていきたいと思います!

※輸入車と乗っているモデルに少し違いがある場合などもあるので、プラスアルファの説明や意訳を含むことがあります。

主要スペック比較

それではまず簡単にスペックの比較を見ていきましょう!

車種Herley Sportster SIndian FTR1200S
希望小売価格(税込)¥1,858,000~ (ベース価格)¥2,198,000~
エンジン形式REVOLUTION® Max 1250T
水冷 DOHC4バルブ 60度Vツイン
水冷 Vツイン
クラッチ/
トランスミッション
湿式多版アシスト&スリッパ― / 6速湿式多版アシスト&スリッパ― / 6速
排気量1,252 cc1,203 cc
最高出力121 PS @ 7,500 rpm120 PS
最大トルク125 Nm @ 6,000 rpm120 Nm @ 6,000 rpm
重量228 kg233 kg
電子制御ライドモード(レイン/ロード/スポーツ/カスタム)
コーナリングトラクションコントロール&ABS
クルーズコントロール、
ライドモード(レイン/スタンダード/スポーツ)
リーンアングルセンシティブABS
スタビリティーコントロール
トラクションコントロール
ウィリーコントロール
クルーズコントロール
タンク容量11.8 L13 L
フロントタイヤDUNLOP®GT503 ハーレーダビッドソンシリーズ
160/70TR17 73V
Metzeler Sportec
120/70ZR17 58W
リアタイヤDUNLOP®GT503 ハーレーダビッドソンシリーズ
180/70R16 77V
Metzeler Sportec
180/55ZR17 73W
フロントブレーキBremboシングルディスクラディアルマウント
モノブロック、4ピストンキャリパー 
Brembo デュアル 320mm t5 ローター
4 ピストンキャリパー
リアブレーキフローティング、シングルピストンキャリパーBrembo シングル 260mm t5 ローター
2 ピストンキャリパー
フロントサスペンションショーワ製43 mm倒立フォーク
(コンプレッション, リバウンド, プリロード調整機能付き)
ZF Sachs 43mm 倒立フォーク
フルアジャスタブル
リアサスペンションショーワ製リンケージマウント式ピギーバックモノショック
(コンプレッション, リバウンド, 油圧プリロード調整機能付)
ZF Sachsフルアジャスタブル・ピギーバッグ IFP
メーター4インチビューアブルエリアTFTディスプレイ4.3インチ ライドコマンドLCDタッチスクリーン
エキゾーストハイライン ステンレス 2本出しダウンタイプ アクラポビッチ チタン 2本出し
メーカーHPより抜粋

新しくなったハーレーの水冷式のエンジンですが、出力特性などはどちらも似ていますね!

装備としてはFTRの方がやや豪華な印象!

それでは動画で紹介されている特徴を見ていきましょう!

それぞれの特徴と違い

タイヤの違い

フロントに160サイズを履くSportsterと120サイズのFTR1200S。切り返しの速さはFTRに軍配が上がるが、見た目の迫力とゆっくりどっしりとしたクルーザーとしての走りはSportsterが得意!

レイク角(簡単に言うとフロントフォークの角度)の違い

一般的にクルーザーバイクのレイク角は直進安定性を高めるために30°かそれ以上と言われていますが、レイク角が25.3°のFTR1200Sはスーパーバイク寄りです。タイヤサイズと相まってこの2車種のハンドリングの違いは明確ですね!

最低地上高とリーンアングルの違い

SportsterSの最低地上高は90mmに対して、FTR1200Sは170mm。これを意味する一つがリーンアングルの違い、つまりどれだけバイクを傾けられるかの指標になります。Sportsterのリーンアングルが34°に対し、FTRは43°となっており、こちらも両者のキャラクターを表していますね!

ブレーキの違い

フロントにシングルディスクのSportsterSとダブルディスクのFTR1200S。リアも2ピストンキャリパーを装備するFTR1200Sは制動面でも有利です。とはいえ、SportsterSのブレーキに問題があるという訳ではなく、こちらもキャラクター特性に合わせた用意がされているということですね!

テクノロジーの違い

どちらのバイクもLEDライト/ウィンカー、ABS、コーナリングトラクションコントロール、クルーズコントロール、Bluetoothコネクト、USBチャージポートなど最低限以上に必要なものは揃っていますが、FTRの方は最早スマホみたいなフルカラーのタッチスクリーンが大きな特徴ですね!

また、FTR1200Sはウィリーコントロールやスタビリティコントロールも標準装備しており、さらに走行における安全性の高いモデルとなっております。

タンデムシート

Spotster Sの純正シートは1人乗りです!もちろん純正オプションでタンデムシートも選択可能ですが、検討時に注意すべき点ですね!

結論

さて結論、どっちを買った方が幸せになれるの??

Harley-Davidson Sportster S を検討すべき人

最新の “The アメリカンスポーツクルーザー” が欲しい人!

なんと言っても最新の水冷エンジンとテクノロジーを積んだハーレーは最高にカッコいい!メーターも比べたら見劣りする…?いやいや、必要十分以上の機能と見やすさ、ハーレーアプリと接続すればナビも音楽も楽しめるので最高のツーリングのお友達です。

アメリカンといえばハーレー、ハーレーといえばアメリカン!伝統を受け継ぎ進化し続けるハーレーの最新モデルを購入して後悔する人なんていますか?!

価格も比較して抑えられている分、カスタムに回して自分の好きなスタイルを追求するもよし!

Indian FTR1200S を検討すべき人

ワインディングやスポーツ走行もガンガン楽しみたい人!

クルーザーのようなルックスだが中身は実はもうスポーツバイク!

それもそのはずFTRとはフラットトラックレースの略!最新の豪華装備と安全性を備えつつ、FTRの名の通りスポーツ走行を楽しむにはもってこいのバイク!

表の価格ではSportster Sの方が有利ですが、その分のテクノロジーや豪華装備でオプション要らず?

※フラットトラックレース:平らな土のオーバルコースを使って行われるレース。

個人的感想

いやー、またまた難しい2台ですね!

どちらもまだ試乗したことないですが、私はFTR1200Sの特性が好みです!

見た目も値段もワイルドなアメリカン!でもその分の価値提供はどちらもしてくれそうですね!

みなさんの意見も良かったらコメントに寄せてくださいね!

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